病院施設として世界初の次世代がん治療BNCTを開始

一般財団法人 脳神経疾患研究所 附属 南東北がん陽子線治療センター

所在地:〒963-8052 郡山市八山田七丁目172
◎ 総合南東北病院(郡山市)に隣接


南東北BNCT研究センター

BNCTは「夢のがん治療」と呼ばれ、日本が世界の研究開発をリードし、臨床への応用を実現しました。2020年6月には切除不能な局所頭頸部がんに対するBNCTが保険収載となり、世界で初めて「南東北がんBNCT研究センター」が病院施設として治療を開始しました。
手術や従来の放射線治療では治療の難しい進行がんや再発がん、浸潤性の強いがんなど、難治性がんに有効であることが期待されています。

BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)の原理と特色

BNCTとは、ホウ素薬剤を取り込んだがん細胞だけを選択的に破壊する画期的な放射線治療です。
がん細胞に取り込まれたホウ素に、外部から弱い中性子を当てると、がん細胞のなかでリチウム原子核とアルファ線(放射線)に核分裂します。発生したアルファ線は細胞約1個分の距離しか飛ばないため、がん細胞をピンポイントで内部から破壊する仕組みです。

●現在の適応は、「切除不能な局所進行又は局所再発の頭頸部癌」となります。(脳腫瘍は含まれません)

治療イメージ

治療準備室

内観ロビー

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